Toyota Land Cruiser Prado (2018 year). Manual japanese — part 24
万一の場合には
367
7
7-1. まず初めに
故障したときは. . . . . ...368
非常点滅灯
(ハザードランプ). . . . 369
発炎筒 . . . . . . . . . ..370
車両を緊急停止するには . ...372
7-2. 緊急時の対処法
けん引について. . . . . ...373
フューエルポンプ
シャットオフシステム . . 379
警告灯がついたときは . . ...380
警告メッセージが
表示されたときは . . . . 387
パンクしたときは. . . . ...392
エンジンがかからない
ときは. . . . . . . . . 408
電子キーが正常に
働かないときは . . . . . 410
バッテリーが
あがったときは . . . . . 412
オーバーヒートした
ときは. . . . . . . . . 417
スタックしたときは . . . ...421
368
7-1. まず初めに
故障したときは
非常点滅灯(→ P. 369)を点滅さ
せながら、車を路肩に寄せ停車する
非常点滅灯は、故障などでやむを得ず
路上駐車する場合、他車に知らせるた
め使用します。
高速道路や自動車専用道路では、次
のことに従う
●
同乗者を避難させる
●
車両の 50m 以上後方に発炎筒
(→ P. 370)と停止表示板を置
くか、停止表示灯を使用する
・ 見通しが悪い場合はさらに後方に
置いてください。
・ 発炎筒は、燃料もれの際やトンネル内では使用しないでください。
●
その後、ガードレールの外側などに避難する
■
停止表示板・停止表示灯について
故障のときはすみやかに次の指示に従ってください。
50m 以上
後方に置く
知識
●
高速道路や自動車専用道路でやむを得ず
駐停車する場合は、停止表示板または停止
表示灯の表示が、法律で義務付けられてい
ます。
●
停止表示板・停止表示灯のご購入について
は、トヨタ販売店にお問い合わせくださ
い。
停止表示板
停止表示灯
369
7
万一の場合には
7-1. まず初めに
非常点滅灯(ハザードランプ)
スイッチを押す
すべての方向指示器が点滅します。
もう一度押すと消灯します。
■
非常点滅灯について
エンジン停止中に、非常点滅灯を長時間使用すると、バッテリーがあがるおそれ
があります。
故障などでやむを得ず路上駐車する場合、他車に知らせるために使用し
てください。
知識
370
7-1. まず初めに
発炎筒
助手席足元の発炎筒を取り出す
本体をまわしながら抜き、本体を
逆さにして挿し込む
先端のフタを取り、すり薬で発炎
筒の先端をこすり、着火させる
必ず車外で使用してください。
着火させる際は、筒先を顔や体に向け
ないでください。
■
発炎筒の有効期限
本体に表示してある有効期限が切れる前に、トヨタ販売店でお求めください。有
効期限が切れると、着火しなかったり、炎が小さくなる場合があります。
高速道路や踏切などでの故障・事故時に非常信号用として使用します。
(トンネル内や可燃物の近くでは使用しないでください)
発炎時間は約 5 分です。非常点滅灯と併用してください。
1
2
すり薬
3
知識
371
7-1. まず初めに
7
万一の場合には
警告
■
発炎筒を使用してはいけない場所
次の場所では、発炎筒を使用しないでください。
煙で視界が悪くなったり、引火するおそれがあるため危険です。
●
トンネル内
●
ガソリンなど可燃物の近く
■
発炎筒の取り扱いについて
次のことを必ずお守りください。
お守りいただかないと、重大な傷害を受けるおそれがあり危険です。
●
使用中は、発炎筒を顔や体に向けたり、近付けたりしない
●
発炎筒は、お子さまにさわらせない
372
7-1. まず初めに
車両を緊急停止するには
ブレーキペダルを両足でしっかりと踏み続ける
ブレーキペダルをくり返し踏まないでください。通常より強い力が必要となり、制
動距離も長くなります。
シフトレバーを N に入れる
X
シフトレバーが N に入った場合
減速後、車を安全な道路脇に停める
エンジンを停止する
X
シフトレバーが N に入らない場合
ブレーキペダルを両足で踏み続け、可能な限り減速させる
エンジンスイッチを 2 秒以上押
し続けるか、素早く 3 回以上連
続で押してエンジンを停止する
車を安全な道路脇に停める
万一、車が止まらなくなったときの非常時のみ、次の手順で車両を停止
させてください。
1
2
3
4
3
2 秒以上押すまたは 3 回以上
連続で押す
4
警告
■
走行中にやむを得ずエンジンを停止するとき
ブレーキの効きが悪くなると共にハンドルが重くなるため、車のコントロール
がしにくくなり危険です。エンジンを停止する前に、十分に減速するようにし
てください。
5
373
7
万一の場合には
7-2. 緊急時の対処法
けん引について
次の場合は、駆動系の故障が考えられるため、トヨタ販売店または専門
業者へご連絡ください。
●
エンジンはかかるが車が動かない
●
異常な音がする
けん引は、できるだけトヨタ販売店または専門業者にご依頼ください。
その場合は、レッカー車または、車両運搬車を使用することをおすすめ
します。
やむを得ず他車にロープでけん引してもらう場合は、車両積載車までの
移動など、できるだけ短距離にとどめてください。
けん引の前に販売店への連絡が必要な状況
レッカー車でけん引するとき
X
前向きにけん引するときは
X
うしろ向きにけん引するときは
台車を使用して後輪を持ち上げる
台車を使用して前輪を持ち上げる
374
7-2. 緊急時の対処法
車両運搬車で輸送するときは、図の
場所で固縛する
鎖やケーブルなどを取り付ける前
にフロントスポイラーを取り外し
ます。(→ P. 374)
鎖やケーブルなどを使用して車両
を固縛する場合は図に黒く示す角
度が 45° になるように固縛する
フロントスポイラーを取りはずす
クリップをまわして引き抜く
スポイラーを矢印の方向に動
かして、取りはずす
車両運搬車を使用するとき
他車にけん引してもらうとき
1
1
2
375
7-2. 緊急時の対処法
7
万一の場合には
車体に傷が付かないようにロー
プをけん引フックにかける
車体に傷が付かないように注意してく
ださい。また、前進方向でけん引して
ください。
ロープの中央に白い布を付ける
布の大きさ:
0.3m 平方(30cm×30cm)以上
運転者はけん引される車両に乗り、エンジンをかける
エンジンがかからないときは、エンジンスイッチをイグニッション ON モードにし
てください。
ガソリン車:
トランスファースイッチを H4F にする
※1
センターデフロック作動表示灯が消灯したことを確認してください。
ディーゼル車:
トランスファースイッチを H4 かつセンターデフロックスイッチを
OFF にする
※1
センターデフロック作動表示灯・デフロック表示内の表示灯が消灯したことを確認
してください。
2
25m 以内
5m 以内
けん引方向
白い布
3
4
5
376
7-2. 緊急時の対処法
車高モードを N(標準)モードにし、車高制御を禁止する
※2
(リヤハイトコントロールエアサスペンション装着車のみ)
車高制御 OFF スイッチを押すと、ハイトコントロール OFF モードになり、現在の
車高モードで固定されます。
※1
トランスファースイッチの詳しい説明については、別冊「オフロード走行取扱
書」を参照してください。
※2
リヤハイトコントロールエアサスペンションの詳しい説明については、別冊
「オフロード走行取扱書」を参照してください。
けん引される車両のシフトポジションを N にしてから、パーキングブ
レーキを解除する
けん引中は、ロープがたるまないよう、減速時なども前の車の速度に合わせてくだ
さい。
シフトレバーがシフトできないときは:→ P. 185
■
けん引フックの使用目的
けん引フックはけん引してもらうときに使うものであり、他車をけん引するため
のものではありません。
■
他車にけん引してもらうときに
エンジンが停止しているとブレーキの効きが悪くなったり、ハンドル操作が通常
より重くなったりします。
■
リヤ側フックについて
知識
このフックは、自車より軽い車をやむを得ず
一般路上でロープによりけん引するときに
使用することができます。
6
7
377
7-2. 緊急時の対処法
7
万一の場合には
警告
次のことを必ずお守りください。
お守りいただかないと、重大な傷害におよぶか、最悪の場合死亡につながるおそ
れがあります。
■
レッカー車でけん引するとき
■
他車にけん引してもらうときの運転について
●
けん引フックやロープに過剰な負荷をかける急発進などを避けてください。
けん引フックやロープが破損し、その破片が周囲の人などにあたり、重大な傷
害を与えるおそれがあります。
●
エンジンスイッチを OFF にしないでください。
ハンドルがロックされ、ハンドル操作ができなくなる恐れがあります。
4 輪とも持ち上げた状態で運搬してくださ
い。タイヤが地面に着いた状態でけん引す
ると、駆動系部品が破損したり車が台車か
ら飛び出したりするおそれがあります。
378
7-2. 緊急時の対処法
注意
■
レッカー車でけん引するとき
■
車両運搬車に車を固縛するとき
ケーブル等を過度に締め付けすぎないでください。車両の損傷につながるおそ
れがあります。
■
車両の損傷を防ぐために
●
他車にけん引してもらうときは次のことを必ずお守りください。
・ ワイヤーロープは使用しない
・ 速度 30 km/h 以下、距離 80 km 以内でけん引する
・ 前進方向でけん引する
・ サスペンション部などにロープをかけない
●
この車両で他車やボート(トレーラー)などをけん引しないでください。
■
長い下り坂でけん引するときは
レッカー車で 4 輪とも持ち上げた状態でけん引してください。
レッカー車でけん引しないと、ブレーキが過熱し効きが悪くなるおそれがあり
ます。
■
リヤ側フックについて
やむを得ない場合以外は使用しないでください。装置の変形や車両の損傷など
につながるおそれがあります。
■
輸送用フックについて
輸送用フックで他車に引っ張り出してもらったり、他車をけん引したりしない
でください。装置の変形や車両の損傷などにつながるおそれがあります。
■
緊急用フックについて
次のことを必ずお守りください。お守りいただかないと、装置の変形や車両の
損傷などにつながるおそれがあります。
●
やむを得ない場合以外は使用しないでください。
●
緊急用フックで他車をけん引しないでください。
車両の損傷を防ぐために図のようなレッ
カー車ではけん引しないでください。
379
7
万一の場合には
7-2. 緊急時の対処法
フューエルポンプシャットオフシステム
システムが作動したあと、エンジンを始動するには、次の手順に従って
ください。
エンジンスイッチをアクセサリーモードまたは OFF にする
エンジンを再始動する
エンジン停止時および SRS エアバッグ作動時は、フューエルポンプ
シャットオフシステムが作動し、燃料供給を停止し、燃料もれを最小限
に抑えます。
システム作動後にエンジンを再始動するには
注意
■
エンジンを始動する前に
車両下をよく確認してください。
地面に燃料もれを見つけた場合は、燃料システムに損傷があり、修理する必要
があります。その場合はエンジンを再始動しないでください。
1
2
380
7-2. 緊急時の対処法
警告灯がついたときは
警告灯が点灯または点滅したままの場合は、落ち着いて次のように対処
してください。点灯・点滅しても、その後消灯すれば異常ではありませ
ん。ただし、同じ現象が再度発生した場合は、トヨタ販売店で点検を受
けてください。
警告灯・警告ブザー一覧
警告灯
警告灯名・警告内容・対処方法
ブレーキ警告灯(警告ブザー)
・ ブレーキ液の不足
・ ブレーキ系統の異常
→ ただちに安全な場所に停車し、トヨタ販売店へ連絡して
ください。走行を続けると危険です。
充電警告灯
充電系統の異常
→ ただちに安全な場所に停車し、トヨタ販売店へ連絡して
ください。
油圧警告灯(警告ブザー
※5
)
・ エンジンオイル圧力の異常
エンジンオイルの圧力が異常に低いと表示されます。
→ ただちに安全な場所に停車し、トヨタ販売店へ連絡して
ください。走行を続けると危険です。
エンジン警告灯
・ エンジン電子制御システムの異常
・ 電子制御スロットルの異常
・ オートマチックトランスミッション電子制御システ
ムの異常
・ 排出ガス浄化装置の異常
★
→ ただちにトヨタ販売店で点検を受けてください。
SRS エアバッグ/プリテンショナー警告灯
・ SRS エアバッグシステムの異常
・ プリテンショナー付きシートベルトシステムの異常
→ ただちにトヨタ販売店で点検を受けてください。
★
:グレード、オプションなどにより、装備の有無があります。
381
7-2. 緊急時の対処法
7
万一の場合には
★
:グレード、オプションなどにより、装備の有無があります。
警告灯
警告灯名・警告内容・対処方法
ABS &ブレーキアシスト警告灯
・ ABS /マルチテレイン ABS
※2
の異常
・ ブレーキアシストの異常
→ ただちにトヨタ販売店で点検を受けてください。
パワーステアリング警告灯
・ パワーステアリングの異常
→ ただちにトヨタ販売店で点検を受けてください。
スリップ表示灯(点灯したままのとき)
次のいずれかの機能の異常
・ VSC
・ TRC /アクティブ TRC
※2
・ ダウンヒルアシストコントロールシステム
※2 ★
・ ヒルスタートアシストコントロール
※2 ★
・ クロールコントロール
※2 ★
上記のシステムの作動時は点滅します。
→ ただちにトヨタ販売店で点検を受けてください。
KDSS 警告灯
※2 ★
KDSS の異常
→ ただちにトヨタ販売店で点検を受けてください。
ヘッドランプオートレべリング警告灯
★
自動光軸調整システムの異常
→ ただちにトヨタ販売店で点検を受けてください。
LED ヘッドランプ警告灯
★
LED ヘッドランプの異常
異常時は LED ヘッドランプは点灯しませんが、故障の
状況によっては、点灯できる場合があります。
→ ただちにトヨタ販売店で点検を受けてください。
382
7-2. 緊急時の対処法
(点滅または点灯)
PCS 警告灯
炎天下や極寒の環境、またはセンサーが汚れているなど
の状況のため一時的に作動しない、またはプリクラッ
シュセーフティシステムの異常(→ P. 230, 387)
→ マルチインフォメーションディスプレイに表示されて
いるメッセージを確認してください。
(→ P. 230, 387)
プリクラッシュセーフティシステムがOFF、またはVSC
(ビークルスタビリティコントロール)システムが停止
しているときも点灯します。
→ P. 230
半ドア警告灯(警告ブザー
※3
)
いずれかのドア、またはバックドアガラスが確実に閉
まっていない
→ 全ドア・バックドアガラスを閉める
燃料残量警告灯
燃料の残量が約 15L 以下になった
→ 燃料を補給する
シートベルト非着用警告灯(警告ブザー
※4
)
運転席・助手席シートベルトの非着用
→ シートベルトを着用する
マスターウォーニング
システムの異常時にブザーと共に点灯・点滅し、マルチ
インフォメーションディスプレイ上に警告メッセージ
を表示します。
→ P. 387
AdBlue
£
残量警告灯(ディーゼル車)
AdBlue
£
の残量不足
→ AdBlue
£
を補充してください。
トヨタ販売店で補充することをおすすめします。
タイヤ空気圧警告灯
★
・ 自然要因
・ タイヤのパンク
・ タイヤ空気圧警報システムの異常
→ ただちに安全な場所に停車してください。
対処方法(→ P. 384)
警告灯
警告灯名・警告内容・対処方法
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