Toyota Pixis Mega (2016 year). Manual japanese — part 11
計器類とスイッチ
X
警告灯、表示灯
XX
警告灯
153
計器類とスイッチ
警告灯
さまざまなシステムの異常や、安全運転に関わる項目をメーター内に警告表示します。
●
警告灯が点灯(または点滅)したまま走行すると、思わぬ事故を引き起こしたり、車両が
損傷するおそれがあります。
この場合、それぞれの警告灯の項目にしたがい、処置を行ってください。
●
エンジンスイッチを“ON”にしても警告灯が点灯(または点滅)しないときは、トヨタ販売
店で点検を受けてください。
エンジン警告灯
●
エンジンスイッチを“ON”
にすると点灯し、
エンジンを始動すると消灯します。
●
エンジンが回転中で、エンジン電子制御
システムに異常があると点灯、または点
滅します。
点灯・点滅した場合
●
ただちにトヨタ販売店で点検を受けてください。
計器類とスイッチ
警告灯、表示灯
154
油圧警告灯
●
エンジンスイッチを“ON”
にすると点灯し、
エンジンを始動すると消灯します。
●
エンジンが回転中で、エンジン内部を潤
滑しているエンジンオイルの圧力が低下
すると点灯します。
点灯した場合
●
そのまま走行すると、エンジンが故障するおそれがあります。
ただちに安全な場所に停車し、エンジンを停止して、トヨタ販売店にご連絡ください。
●
油圧警告灯は、オイル量を示すものではありません。オイル量の点検は、オイルレベルゲー
ジで行ってください。
(オイル量の点検方法は、別冊の「メンテナンスノート」参照)
充電警告灯
●
エンジンスイッチを“ON”
にすると点灯し、
エンジンを始動すると消灯します。
●
エンジンが回転中で、充電系統に異常(ベ
ルトののび、損傷など)があると点灯し
ます。
点灯した場合
●
ただちに安全な場所に停車して、トヨタ販売店にご連絡ください。
●
エンジン始動後に警告灯がしばらく点灯しても、その後、消灯すれば異常ではありません。
計器類とスイッチ
X
警告灯、表示灯
XX
警告灯
155
計器類とスイッチ
ブレーキ警告灯
●
エンジンスイッチを“ON”
にすると点灯し、
駐車ブレーキを完全に解除すると消灯し
ます。
●
エンジンスイッチが“ON”で、下記の場
合に点灯します。
●
駐車ブレーキが完全に解除されていな
いとき
●
ブレーキ液の液量が不足しているとき
●
EBD 制御に異常があるとき
(ABS(EBD 機能付)→ 217 ページ)
▼
駐車ブレーキが解除されている場合
エンジンスイッチを“ON”にすると点灯し、
数秒後に消灯します。
警告ブザー
駐車ブレーキが完全に解除されていない状態(警告灯が点灯している状態)で、約 5km/h
以上で走行すると、ブザーが鳴ります。
駐車ブレーキを解除すると、ブザーが鳴りやみます。
エンジン回転中、駐車ブレーキを解除しても、点灯したまま消灯しない場合
●
ブレーキ液量の不足が考えられます。
この場合、ブレーキの効きが悪くなっているおそれがあります。
効きが悪いときは、ブレーキペダルを強く踏み、ただちに安全な場所に停車して、トヨタ販
売店にご連絡ください。
ABS 警告灯と同時に点灯した場合
●
強めのブレーキの際に車両が不安定になるおそれがあります。
ただちに安全な場所に停車して、トヨタ販売店にご連絡ください。
●
制動時、常に異音
(キーキー音など)
が発生するときは、
ブレーキパッドの摩耗が考えられます。
ただちにトヨタ販売店で点検を受けてください。
計器類とスイッチ
警告灯、表示灯
156
水温警告灯(赤色)
●
エンジンスイッチを“ON”にすると赤色
に点灯し、数秒後に消灯します。
●
エンジンスイッチが“ON”で、エンジン
冷却水温が異常に高くなると赤色に点滅
し、その後、さらに水温が高くなると点
灯に変わります。
赤色に点滅・点灯した場合
●
エンジン冷却水温の異常な上昇によるオーバーヒートが考えられます。
ただちに安全な場所に停車して、処置を行ってください。
(オーバーヒートの処置→ 424 ページ)
エンジン冷却水温が低いときは
●
水温表示灯としてはたらき、青色に点灯します。
(水温表示灯(青色)→ 166 ページ)
警告ブザー
エンジン冷却水温の異常な上昇により、警告灯が赤色点滅、または赤色点灯しているとき
は、ブザーが鳴ります。
●
ブザーは警告灯が赤色点滅時は断続的に鳴り、警告灯が赤色点灯に変わると同時に連
続音に変わります。
計器類とスイッチ
X
警告灯、表示灯
XX
警告灯
157
計器類とスイッチ
オートマチックトランスミッション警告灯
●
エンジンスイッチを“ON”
にすると点灯し、
数秒後に消灯します。
●
エンジンスイッチが“ON”で、
オートマチッ
クトランスミッションシステムに異常があ
ると点滅します。
点滅した場合
●
ただちにトヨタ販売店で点検を受けてください。
シートベルト締め忘れ警告灯(運転席・助手席)
助手席
運転席
●
エンジンスイッチが“ON”で、運転席の
乗員がシートベルトを着用していないと点
滅します。
●
エンジンスイッチが“ON”で、助手席に
乗車してシートベルトを着用していないと
点滅します。
●
エンジンスイッチが“ON”で、シートベ
ルトを着用すると消灯します。
助手席の乗員検知センサーについて
●
助手席シート座面に、ある一定の重量がかかったときに検知します。このため、荷物などを
置いた場合にも検知し、警告灯が点滅することがあります。
●
助手席シート座面上に座布団などを敷くと、重量が分散され、センサーが乗員を検知しない
場合があります。
運転席・助手席警告ブザー
運転席および助手席のシートベルトを着用していない状態(警告灯が点滅状態)で、約
20km/h 以上で走行すると、ブザーが約 2 分間鳴ります。
●
一度警告ブザーが鳴ると、
たとえ約 20km/h 以下で走行しても、約 2 分間鳴り続けますので、
走行するときは必ずシートベルトを着用してください。
●
警告ブザーが鳴り始めてから、約 30 秒後に断続音の速さが変わります。
計器類とスイッチ
警告灯、表示灯
158
シートベルト締め忘れ警告灯(後席)
助手席側
運転席側
●
エンジンスイッチが“ON”で、後席シー
トベルトを着用していないと点灯します。
●
エンジンスイッチが“ON”で、後席シー
トベルトを着用すると消灯します。
●
後席に乗員がいない場合は、後席シートベルトを外した状態で約 30 秒以上走行すると消
灯します。この場合はスライドドアを開閉すると点灯します。
後席シートベルト閉め忘れ警告ブザー
以下の場合に警告ブザーが断続的に約 30 秒間鳴ります。
●
車速 5km/h 以上で走行中に、後席シートベルトを外したとき
●
停車中に後席シートベルトを外し、その後車速 5km/h 以上で走行したとき
●
一度警告ブザーが鳴ると、たとえ約 5km/h 以下で走行しても、約 30 秒間鳴り続けます。
●
警告ブザーは、後席シートベルトを装着するかスライドドアを開閉すると停止します。
計器類とスイッチ
X
警告灯、表示灯
XX
警告灯
159
計器類とスイッチ
半ドア警告灯
エンジンスイッチに関係なく、いずれかのド
アを開けると点灯し、すべてのドアを完全に
閉めると消灯します。
点灯した場合
●
警告灯が点灯したまま走行しないでください。ドアが確実に閉まっていないため、走行中に
ドアが開き、思わぬ事故につながるおそれがあります。
点灯した場合
●
警告灯が点灯した場合は、もう一度ドアを閉めなおして、警告灯が消灯したことを確認して
ください。
消灯しないときや、再び点灯するときは、ただちにトヨタ販売店で点検を受けてください。
燃料残量警告灯
エンジンスイッチが“ON”のとき、燃料残
量が約 6ℓ以下になると、燃料残量警告灯
が点滅した後、点灯します。
(燃料計→ 174 ページ)
点灯した場合
●
ただちに燃料を給油してください。
●
坂道やカーブなどでは、
タンク内の燃料が移動するため、
警告灯が早めに点灯することがあります。
警告ブザー
燃料残量警告灯が点滅すると、ブザーが鳴ります。
計器類とスイッチ
警告灯、表示灯
160
ABS 警告灯
●
エンジンスイッチを“ON”
にすると点灯し、
数秒後に消灯します。
●
エンジンスイッチが“ON”で、ABS に
異常があると点灯します。
ブレーキ警告灯と同時に点灯した場合
●
ABS に異常があるだけでなく、強めのブレーキの際に車両が不安定になるおそれがあります。
ただちに安全な場所に停車して、トヨタ販売店にご連絡ください。
点灯した場合
●
通常のブレーキとしての性能は確保されていますが(ABS としての作動はしません)
、トヨタ
販売店で点検を受けてください。
●
走行中に警告灯が数秒間点灯しても、その後、消灯すれば異常ではありません。ただし、
点灯・消灯を繰り返す場合は、トヨタ販売店で点検を受けてください。
SRS エアバッグ警告灯
●
エンジンスイッチを“ON”
にすると点灯し、
数秒後に消灯します。
●
エンジンスイッチが“ON”で、下記のシ
ステムに異常があると点灯します。
▼
異常があると点灯するシステム
●
SRS エアバッグ
(SRS エアバッグ→ 53 ページ)
●
プリテンショナー機構
(プリテンショナー機構→ 37 ページ)
点灯した場合
●
ただちにトヨタ販売店で点検を受けてください。
計器類とスイッチ
X
警告灯、表示灯
XX
警告灯
161
計器類とスイッチ
ロービーム・オートレベリング警告灯
LED ヘッドランプ装着車
●
エンジンスイッチを“ON”
にすると点灯し、
数秒後に消灯します。
●
エンジンスイッチが“ON”で、
ロービーム・
オートレベリング機能に異常があると点灯
します。
(ロービーム・オートレベリング機能
→ 187 ページ)
走行中に点灯した場合
●
ただちに安全な場所に停車し、いったんエンジンを止めてください。
再度エンジンスイッチを“ON”にしたとき、警告灯が数秒間点灯したあとに消灯すれば、そ
のまま走行することができます。消灯しないときや、再び点灯するときは、ただちにトヨタ販
売店で点検を受けてください。
計器類とスイッチ
警告灯、表示灯
162
電動パワーステアリング警告灯
●
エンジンスイッチを“ON”にすると赤色に
点灯し、エンジンを始動すると数秒後に消
灯します。
●
エンジンが回転中で、電動パワーステアリ
ングシステムに異常があると赤色に点灯し
ます。
●
エンジンスイッチが“ON”で、電圧不足、
電動パワーステアリングシステム過熱に
よりパワーステアリング制御が制限される
と、黄色に点灯します。
赤色に点灯した場合
●
ただちにトヨタ販売店で点検を受けてください。
黄色に点灯した場合
●
パワーステアリング制御が制限され、ハンドル操作が重くなります。
しばらくハンドル操作を控えてください。ハンドル操作をしないまま約 10 分が経過すると、
通常の重さに戻ります。
消灯しない場合、繰り返し点灯する場合はトヨタ販売店で点検を受けてください。
●
ハンドル操作を行ったとき、モーター音(「ウィーン」という音)が聞こえることがあります。
これは、パワーステアリングモーターが作動しているときの音で、異常ではありません。
黄色に点灯する場合
●
停車中や微低速走行中にハンドル操作を繰り返したり、ハンドルに力をかけたまま保持する
と、モーターやコンピューターの過熱を防止するため黄色に点灯します。
警告ブザー
警告灯が点灯し、ハンドル操作が重くなった場合は、ブザーが鳴ります。
計器類とスイッチ
X
警告灯、表示灯
XX
警告灯
163
計器類とスイッチ
VSC & TRC 警告灯
(VSC & TRC 警告灯→ 222 ページ)
(VSC → 219 ページ)
(TRC → 220 ページ)
(ヒルホールドシステム→ 225 ページ)
マスターウォーニング
スマートアシスト装着車
(マスターウォーニング→ 257 ページ)
(スマートアシストⅡ→ 227 ページ)
キーフリー警告灯
キーフリーシステム装着車
(キーフリー警告灯→ 87 ページ)
計器類とスイッチ
警告灯、表示灯
164
表示灯
車両のさまざまな状態をメーター内に表示します。
●
表示灯によっては、点灯(または点滅)したまま走行すると、思わぬ事故を引き起こしたり、
車両が損傷するおそれがあります。
この場合、それぞれの表示灯の項目にしたがい、処置を行ってください。
●
点灯操作を行っても、表示灯が点灯しないときは、トヨタ販売店で点検を受けてください。
方向指示表示灯・非常点滅表示灯
方向指示表示灯
エンジンスイッチが“ON”で、方向指示灯
を点滅させると、同時に表示灯が点滅しま
す。
非常点滅表示灯
●
エンジンスイッチに関係なく、非常点滅
灯を点滅させると、同時に左右の表示灯
が点滅します。
●
約 60km/h 以上で走行中に急ブレーキ
をかけると、自動で非常点滅灯が高速点
滅し、同時に左右の表示灯が高速点滅し
ます。
(エマージェンシーストップシグナル
→ 265 ページ)
点滅する間隔が異常に速くなった場合
●
方向指示灯(非常点滅灯)の電球切れが考えられます。すべての方向指示灯が点滅す
るか確認してください。
計器類とスイッチ
X
警告灯、表示灯
XX
表示灯
165
計器類とスイッチ
ヘッドランプ上向き表示灯
エンジンスイッチに関係なく、ヘッドランプ
を上向きの状態にすると点灯します。
テールインジケーター
エンジンスイッチに関係なく、車幅灯を点
灯させると点灯します。
フォグランプ表示灯
エンジンスイッチに関係なく、フォグランプ
を点灯させると点灯します。
(フォグランプスイッチ→ 189 ページ)
計器類とスイッチ
警告灯、表示灯
166
水温表示灯(青色)
エンジンスイッチが“ON”で、エンジン冷
却水温が低いとき、青色に点灯します。
●
エンジン冷却水温が低い間は、急激な空ぶかし、急加速、高速走行はしないでください。
暖機を十分続けていても青色に点灯したままの場合
●
ただちにトヨタ販売店で点検を受けてください。
エンジン冷却水温が異常に高いときは
●
水温警告灯としてはたらき、赤色に点滅・点灯します。
(水温警告灯(赤色)→ 156 ページ)
計器類とスイッチ
X
警告灯、表示灯
XX
表示灯
167
計器類とスイッチ
セキュリティインジケーター
キーレスエントリー装着車
(セキュリティアラーム→ 65 ページ)
セキュリティインジケーター
キーフリーシステム装着車
●
エンジンスイッチを“ACC”から“OFF”
にして、イモビライザ−機能を作動させ
ると点滅します。
●
エンジンスイッチを“OFF”から“ACC”
にして、イモビライザ−機能を解除すると
消灯します。
(イモビライザー機能→ 64 ページ)
●
リクエストスイッチ操作またはキーのリモコン操作でドアを施錠してセキュリティアラームがセッ
トされると、約 30 秒間点灯に変わります。
(セキュリティアラーム→ 65 ページ)
計器類とスイッチ
警告灯、表示灯
168
オートマチックシフトインジケーター
●
エンジンスイッチが“ON”のとき、使用
中のシフトレバーの位置が点灯します。
●
+ レンジにすると、
“[ ]”が点滅します。
パワーモードインジケーター
オプション / グレード別装備
(D assist 切替ステアリングスイッチ
→ 215 ページ)
eco IDLE 表示灯
(eco IDLE 表示灯→ 274 ページ)
eco IDLE OFF 表示灯
(eco IDLE OFF 表示灯→ 275 ページ)
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