Toyota Land Cruiser Prado (2018 year). Manual japanese — part 13
191
4-2. 運転のしかた
4
運転
■
燃焼処理について
●
排出ガス浄化スイッチを押したあとは、アクセルペダルを踏まないでください。
ペダルを踏むと処理が中断されます。処理が中断されてしまった場合は、すみ
やかに燃焼処理をやり直してください。
●
走行直後など排気管の温度が高いときに行うと、エンジンが冷えているときよ
りも早く処理が終了します。
■
エンジンオイルについて
必ず指定の規格に相当する品質のオイルをご使用ください。(→ P. 425)
■
排出ガス浄化警告について
走行距離が短い運転が連続したときや、ひんぱんなアイドリングストップを行っ
た場合などに、通常より早く排出ガス浄化警告が表示される場合があります。
知識
警告
■
ススの燃焼(再生)処理中は
次のことを必ずお守りください。お守りいただかないと、高温になった排気管・
排気ガスによりやけどなどの重大な傷害を受けたり、火災などが発生するおそ
れがあり危険です。
●
車庫内など囲まれた場所ではススの燃焼処理を行わない
●
燃焼処理中は排気管・排気ガスにふれない
●
燃えやすい物や乾いた草の近くに車を停
車しない
●
排気管周辺に人がいないことを確認する
192
4-2. 運転のしかた
注意
■
排出ガス浄化警告が表示されたとき
●
警告が表示されてから、約 50km 走行以内に排出ガス浄化スイッチを押して、
燃焼処理をしてください。
●
排出ガス浄化警告が表示されたまま走行を続けると、エンジン警告灯が点灯しま
す
※
。そのまま放置すると、排出ガス浄化装置やエンジンが損傷するおそれがあ
るため、ただちにトヨタ販売店で点検を受けてください。
※
このときは、排出ガス浄化スイッチが機能しなくなります。
■
排出ガス浄化装置の故障を防ぐために
次のことをお守りください。お守りいただかないと、排出ガス浄化装置やエン
ジンなどの損傷につながるおそれがあります。
●
排出ガス浄化警告が表示されたまま長時間走行しない
●
指定以外の燃料を補給しない
●
指定の規格に相当する品質以外のエンジンオイルを使用しない
●
排気管の改造をしない
●
排気管の腐食や亀裂、異音の発生などがないか定期的に点検する
異常が発見された場合は、すみやかにトヨタ販売店で点検を受けてください。
193
4
運転
4-3. ランプのつけ方・ ワイパーの使い方
ランプスイッチ
消灯
車幅灯・尾灯・番号灯を
点灯
上記ランプとヘッドラン
プを点灯
ヘッドランプ、LED デイ
ライト(→ P. 194)、車
幅灯などを自動点灯・消
灯(エンジンスイッチが
イグニッション ON モー
ドのとき)
ランプ点灯時ハイビームに切り
かえ
レバー をもとの位置 へもどすと ロー
ビームにもどります。
レバーを引いているあいだ、ハイ
ビームを点灯
ランプが消灯していても、ハイビーム
が点灯します。
レバーを離すと、ロービームにもどる、
または消灯します。
自動または手動でヘッドランプなどを点灯できます。
操作のしかた
1
2
3
4
ハイビームにする
1
2
194
4-3. ランプのつけ方・ ワイパーの使い方
■
LED デイライト
日中での走行時、自車が他の運転者から見やすくなるように、エンジン始動後、
パーキングブレーキを解除して、ランプスイッチを AUTO にすると、LED デイ
ライトが自動で点灯します。(車幅灯より明るく点灯します。)
LED デイライトは夜間の使用を意図したものではありません。
■
ライトセンサー
■
ランプ消し忘れ防止機能
エンジンスイッチをアクセサリーモード、または OFF にして運転席ドアを開け
ると、ヘッドランプや尾灯などが消灯します。
再びランプを点灯する場合は、エンジンスイッチをイグニッション ON モードに
するか、一度ランプスイッチを OFF にもどし、再度
または
の位置
にします。
■
オートレベリングシステム
通行人や対向車がまぶしくないように、乗車人数・荷物の量などによる車の姿勢
の変化に合わせて、ヘッドランプの光軸を自動で調整します。
■
おもてなし照明
★
ランプスイッチが AUTO の位置で車両周辺が暗いとき、スマートエントリー&
スタートシステムまたはワイヤレスリモコンでドアを解錠すると、車幅灯と尾灯
が自動で点灯します。
■
カスタマイズ機能
ライトセンサーの感度の設定などを変更できます。
(カスタマイズ一覧:→ P. 431)
知識
センサーの上にものを置いたり、センサーを
ふさぐようなものをウインドウガラスに貼
らないでください。周囲からの光がさえぎら
れると、自動点灯・消灯機能が正常に働かな
くなります。
★
:グレード、オプションなどにより、装備の有無があります。
195
4-3. ランプのつけ方・ ワイパーの使い方
4
運転
注意
■
バッテリーあがりを防止するために
エンジンを停止した状態でランプを長時間点灯しないでください。
196
4-3. ランプのつけ方・ ワイパーの使い方
オートマチックハイビーム
オートマチックハイビームは、インナーミラーに設置されたカメラセン
サーにより前方車両のランプや街路灯などの明るさを判定し、自動的に
ハイビームとロービームを切りかえます。
警告
■
安全にお使いいただくために
オートマチックハイビームを過信しないでください。運転者は常に自らの責任
で周囲の状況を把握し、安全運転を心がけ、必要に応じて手動でハイビームと
ロービームを切りかえてください。
■
オートマチックハイビームの誤操作を防ぐために
荷物を積み過ぎないでください。
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4-3. ランプのつけ方・ ワイパーの使い方
4
運転
ラ ン プ ス イ ッ チ を
ま た は
にし、レバーを前方へ押す
オ ー ト マ チ ッ ク ハ イ ビ ー ム ス
イッチを押す
オートマチックハイビームが作動する
と、オートマチックハイビーム表示灯
が点灯します。
オートマチックハイビームの使い方
1
2
198
4-3. ランプのつけ方・ ワイパーの使い方
■
ロービームへの切りかえ
レバーをもとの位置にもどす
オートマチックハイビーム表示灯が
消灯します。
オートマチックハイビームにもどす
には、再度レバーを前方に押します。
■
ハイビームへの切りかえ
オ ー ト マ チ ッ ク ハ イ ビ ー ム ス
イッチを押す
オートマチックハイビーム表示灯が
消灯し、ハイビーム表示灯が点灯し
ます。
オートマチックハイビームにもどす
には、再度スイッチを押します。
手動切りかえのしかた
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4-3. ランプのつけ方・ ワイパーの使い方
4
運転
■
ハイビームとロービームの自動切りかえ条件
●
次の条件をすべて満たすと、ハイビームを点灯します。
・ 車速が約 30km/h 以上
・ 車両前方が暗い
・ 前方にランプを点灯した車両がいない
・ 前方の道路沿いの街路灯の光が少ない
●
次の条件のいずれかのときはロービームが点灯します。
・ 車速が約 25km/h 以下
・ 車両前方が明るい
・ 前方車両がランプを点灯している
・ 前方の道路沿いの街路灯の光が多い
■
カメラセンサーの検知について
●
次の状況では、ハイビームが自動でロービームに切りかわらない場合がありま
す。
・ 見通しの悪いカーブで対向車と突然すれ違ったとき
・ 他車が前方を横切ったとき
・ 連続するカーブや中央分離帯、街路樹などで前方車両が見え隠れするとき
・ 前方車両が離れた車線から接近してきたとき
・ 前方車両が無灯火のとき
●
前方車両のフォグランプにより、ハイビームがロービームに切りかわる場合が
あります。
●
街路灯や信号・広告などの照明、または標識・看板などの反射物によりハイビー
ムがロービームに切りかわる場合や、ロービームが継続する場合があります。
●
次の原因により、ハイビームとロービームの切りかえのタイミングが変化する
場合があります。
・ 前方車両のランプの明るさ
・ 前方車両の動きや向き
・ 前方車両のランプが片側のみ点灯しているとき
・ 前方車両が二輪車のとき
・ 道路の状態(勾配やカーブ、路面状況など)
・ 乗車人数や荷物の量
●
ハイビームとロービームが運転者の感覚に合わず切りかわる場合があります。
●
自転車などの軽車両は検知しない場合があります。
知識
200
4-3. ランプのつけ方・ ワイパーの使い方
●
次の状況では、周囲の明るさが正確に検知されず、ハイビームが歩行者や前方
車両などの迷惑になる場合や、ロービームが継続する場合があります。このよ
うな場合は、手動でハイビームとロービームを切りかえてください。
・ 悪天候時(霧・雪・砂嵐・大雨など)
・ フロントウインドウガラスが汚れているときや、曇っているとき
・ フロントウインドウガラスにひび割れや破損があるとき
・ インナーミラーやカメラセンサーが変形しているときや、汚れているとき
・ カメラセンサーが極端に高温になっているとき
・ 周囲にヘッドランプや尾灯などに似た光があるとき
・ 前方車両のランプが無灯火のときや、ランプに汚れや変色があったり光軸が
ずれているとき
・ 急激な明るさの変化が連続するとき
・ 起伏や段差が多い道路を走行しているとき
・ カーブが多い道路を走行しているとき
・ 車両前方に標識やミラーのように光を強く反射するものがあるとき
・ コンテナなど、先行車両の後部が光を強く反射するとき
・ 自車のヘッドランプが破損または汚れているとき
・ パンクやけん引などにより車両が傾いているとき
・ ハイビームとロービームをひんぱんに切りかえているとき
・ ハイビームの使用に問題がある、または他の運転者・付近の歩行者の迷惑に
なると思われるとき
201
4
運転
4-3. ランプのつけ方・ ワイパーの使い方
フォグランプスイッチ
X
フロントフォグランプスイッチ
消灯する
点灯する
雨や霧などの悪天候下で視界を確保します。
1
2
202
4-3. ランプのつけ方・ ワイパーの使い方
X
フロント&リヤフォグランプスイッチ
消灯する
フロントフォグランプを点
灯する
フロント&リヤフォグラン
プを点灯する
手を離すと
の位置までもどりま
す。
再度操作すると、リヤフォグランプの
み消灯します。
■
点灯条件
フロントフォグランプ:
ヘッドランプまたは車幅灯が点灯しているときに使用できます。
リヤフォグランプ:
フロントフォグランプまたはヘッドランプが点灯しているときのみ使用できま
す。
■
リヤフォグランプについて
●
リヤフォグランプが点灯しているときは、メーター内の表示灯が橙色に点灯し
ます。
●
雨や霧などで視界が悪いときに後続車に自分の車の存在を知らせるために使用
します。
視界が悪いとき以外に使用すると後続車の迷惑になる場合があります。
必要なとき以外は使用しないでください。
1
2
3
知識
203
4
運転
4-3. ランプのつけ方・ ワイパーの使い方
ワイパー&ウォッシャー(フロント)
次のようにレバーを操作して、ワイパーの作動を選択します。
X
間欠作動調整式ワイパー
間欠作動(INT)
低速作動(LO)
高速作動(HI)
一時作動(MIST)
操作のしかた
1
2
3
4
204
4-3. ランプのつけ方・ ワイパーの使い方
間欠作動が選択されているときは、次のようにツマミをまわして間欠時
間を調整できます。
間欠ワイパーの作動頻度(増)
間欠ワイパーの作動頻度(減)
ウォッシャー液を出す
ワイパーが連動して作動します。
5
6
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205
4-3. ランプのつけ方・ ワイパーの使い方
4
運転
X
雨滴感知式ワイパー
“AUTO” を選択したときは、雨滴量や車速に応じてワイパーが自動で
作動します。
雨滴感知オート作動(AUTO)
低速作動(LO)
高速作動(HI)
一時作動(MIST)
“AUTO” が選択されているときは、次のようにツマミをまわして雨滴
センサーの感度を調整できます。
雨滴センサーの感度調整(高)
雨滴センサーの感度調整(低)
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2
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4
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4-3. ランプのつけ方・ ワイパーの使い方
ウォッシャー液を出す
ワイパーが連動して作動します。
(数回
作動したあと、液だれ防止としてさら
に 1 回作動します)
ヘッドランプが点灯しているときは、
ヘッドランプクリーナーが 1 回作動し
ます。
■
作動条件
エンジンスイッチがイグニッション ON モードのとき
■
雨滴感知センサー(雨滴感知式ワイパー装着車)
●
エンジンスイッチがイグニッション ON モードのときにワイパースイッチを
AUTO モードにすると、作動確認のためワイパーが 1 回作動します。
●
ワイパースイッチが AUTO モードのときに雨滴感知センサーの感度調整を高側
へ調整すると、作動確認のためにワイパーが 1 回作動します。
●
雨滴感知センサーの温度が 90 ℃以上または− 15 ℃以下のときは、AUTO 作動
しないことがあります。その場合は、AUTO モード以外でワイパーを使用して
ください。
7
知識
●
雨滴感知センサーが雨滴量を判定します。
光学センサーを使用しているため、フロン
トガラスに朝日や夕日が断続的にあたる
ときや、虫などで汚れたときに正しく作動
しないことがあります。
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